CLO CLO Made In Japan
サエキけんぞう氏
主催の「テクノエレガンスVol.16」に行ってきました。60〜70年代フランスのポップスター、クロード・フランソワのトリビュートアルバム『CLO CLO
Made In Japan
』発売記念&ゲンスブール生誕80周年イベント。場所はZepp東京の上にあるTOKYO
CULTURE CULTURE。

サエキけんぞう&クラブ・ジュテームのステージは、カマンベールチーズの木箱に入った名盤『カマンベール&スシ
』で知って以来お気に入りの「リラの門の切符きり」や「陽のあたる月曜日」などが聴けて大満足。今回のアルバム収録曲では、「マグノリア・フォーエヴァー」の歌とアレンジに痺れました。今回もうひとつ楽しみだったのは、前から気になりつつ一度も見たことがなかったCutiePai
。「おもちゃの世界からやってきた魔法の人形3人組」だそうですが、いや可愛いかったです。音も歌も振り付けも可愛いしカッコいい。ステージでは3人とも手の先をピンと反り返らせているのが演説中の鳥肌実みたいでキュートだったけど、これはやはり「おもちゃ」だからでしょうね。いわゆる人形振り。曲はテクノあり歌謡曲ありロックありの、まさにおもちゃ箱状態でした。「おもちゃという設定さえあれば、どんなジャンルの曲でも自由にできるのが素晴らしい。音楽性に縛られるのはもう古いですね」というサエキさんのコメントに納得。そのあとCutiePaiのメンバーに「設定じゃなくて本当におもちゃなんです。そこはよろしくお願いします」と注意を受けていましたが。そうは言っても、ライブが終わったあとで物販のテーブルに並んだ3人は、どう見ても普通に可愛い人間の女の子。でも、手の先がときどき思い出したようにきゅっと反り返ったりする。「人間界に長くいると忘れがちだけど、実は人形な私たち」みたいな感じで、面白かったです。先にコンセプトを固めて、それを音楽活動に落とし込む。この系譜では「退化人間」DEVO
という偉大な金字塔があり、四半世紀を経た今もDEVOを超えるバンドは現れていない、と思います。CutiePaiの場合は、むしろそのへんが若干ユルめなところも味かなと思いました。物販で、CutiePaiの『ミュージック・ランデヴー』と『CLO
CLO Made In
Japan』を買って帰りました。CutiePaiはシングルがやたらたくさん並んでいたので、メンバー「まゆちゃん」の「テクノっぽいのが好きならこれ」というお薦めで、とりあえずこの1枚。でもほかの曲も聴いてみたくなりました。5月に出るというアルバムが楽しみです。そして『CLO
CLO Made In
Japan』、これは…いいですよ!アルバムの曲はどれも粒ぞろいですが、今のところ特に気に入っているのは、「マグノリア・フォーエヴァー」。それと、ぶどう÷グレープの「うらら・うららか」。ボーカルくみんこちゃんの声が可愛いすぎる。反則です。そしてムーンライダーズのかしぶち哲郎氏が歌う「君が恋におちた時」。1983年のソロワーク『リラのホテル』ではエロい歌声にくらくらしたものですが、今回はさらに熟成の進んだブルーチーズのような雰囲気にやられました。60年代のアイドル歌謡から渋谷系まで、日本の流行歌に大きな影響を与え続けてきたフランスのポップス。サエキけんぞう氏が個性的な日本人ミュージシャンと作った『CLO
CLO Made In
Japan』は、その抜き差しならない関係を最新の音で再確認できる、刺激的なアルバムだと思います。日本よりひと足先にフランスでも発売されたそうですが、時代を超えて逆輸入されたフレンチポップスが、現地の人の耳にどんなふうに聴こえるのかも知りたいところです。「テクノエレガンスVol.16」2008/04/02 TOKYO
CULTURE
CULTURE 出演:サエキけんぞう&クラブ・ジュテーム、トーストガール、ジーニアス、チェルシー
ゲスト:CutiePai DJ:ELEKTEL、☆コウキ☆
Posted: 木 - 4月 3, 2008 at 11:07 午後