ポロシャツ姿で客室乗務 スカイマーク、制服廃止へ


スカイマークは14日までに、4月にもパイロットや客室乗務員、地上職員の制服を廃止、代わりにポロシャツやウインドブレーカーを支給することを決めた。

国内では例がなく、同社は「コスト削減分をお客さまに還元したい」としているが、制服にあこがれて客室乗務員を目指す女性は多く、ある女子大学生(21)は「制服がないなら受験しない」と否定的。別の航空会社は「制服があるから低賃金でも辞めないでくれる」と明かし、スカイマーク社内からも「さみしい」との声が上がっている。(中略)デザインは未定だが、同社のシンボルカラーである黄色が取り入れられる見通し。(北海道新聞)
 
 
従来のスーツスタイルをやめて、規定のポロシャツやウインドブレーカーなどのアイテムを、私服の上に身に付けるというスタイルに変更。制服の完全廃止ではなく、一応ユニフォームとしての体裁は残ることになるものの、それにしてもずいぶん思い切った決定です。
 
景気が悪くなると、経費節減の名目で必ずしわ寄せがくるのがユニフォーム。現在も、多くの企業がこれまで定期的におこなっていたユニフォームの更新を見合わせているようです。バブル崩壊後には、窓口業務のユニフォームを廃止する銀行がいくつもあらわれ、話題になりました。
 
しかし最近、一度は私服勤務となった銀行が、ふたたびユニフォームを採用するケースが相次いでいます。その背景には「銀行員らしさが足りない」―もっと有り体に言えば、IDカードをつけただけの私服姿の他人に大事なお金をまかせるのは何となく不安だ、という利用者の声があったといいます。
 
航空会社のユニフォームも、ある意味で銀行員のユニフォームと似ているところがあります。利用客が航空会社にまず求めているのは、何と言っても安全と安心。スタッフが着ている、航空会社らしさにあふれた端正で堅実なデザインのユニフォームは、それを保証する看板でもあります。
 
記事ではおもにユニフォームを着る側の声が紹介されていますが、サービス業である以上、「見る側」の気持ちも重要です。もちろん、各航空会社は日ごろから安全性の確保に最大限の努力をしていることでしょう。しかし利用者側の気持ちの問題として、ユニフォームから受ける印象もまた、航空会社選びの要素のひとつに数えられるかもしれません。
 
ポロシャツやウインドブレーカーという、ハンバーガーショップのようにカジュアルな航空会社のユニフォーム。「OK、飛行機で移動するのなんて、近所にハンバーガーを買いに行くくらい普通のことだろ?」という米国人はさておき、「らしさ」にこだわる日本人の目にこのスタイルがどのように映るのか、気になるところです。

Posted: 日 - 2 月 15, 2009 at 01:12 午後          


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